褻 食

それは、

 

自然の摂理に則した生産を基本としたもので、テクノロジーの援助を受ける事により持続可能な発展を可能とするものでなければならない。

 

褻食は、自然の機能を生かし自然の代謝を自然の原理で動くようにしたものでなければならない。

 

 

 

 

植物の恩恵を得るための「褻食」

 

“褻“とは日常の殆どの時間を表し、暮らしの基盤となるもの

毎日食するもので身体は作られる。

質は高くそして質素である、それが褻の食なのである。

和食の基本として「一汁一菜」がある。

粗食とは、決して粗末な食事を意味するものでは無い。

「ご飯」「汁物」に少しのお漬物などの食事のことを粗食と呼ぶのだ。

お坊さんたちが毎日食べている精進料理、健康で長生きをされているはずである。

飽食の時代だからこそ、身体とじっくり向き合いながら粗食について考えるべきであるのだ。

旬の食材を選び四季を感じたり、薄味で食材本来の甘味を楽しんだり、自然と寄り添い「食」の時間を楽しむことは

自然の摂理に準じた身体にストレスを与えない人間本来の「食」なのです。

我々日本人は大昔から米と野菜と中心とし、たまに魚を採る食事であり、それらによって作り上げられてきた身体なのである。

もちろん無農薬は絶対条件であり、玄米、葉物野菜、根菜、そして味噌などの大豆製品である。

 

昔の庶民の暮らしではおかずはつかないことも多かったので、味噌汁・ご飯・漬物だけで一汁一菜の型を担ってきた。

日本人はずっとこれを続けてきただから毎日3食ずっと食べ続けたとしても元気で健康でいられるはずなのである。

 

日頃からバランスの取れた美味しい食事を摂ることで、身体は病気を予防し治療しようとするのだ。

 

 

 

最近はパンやピザ、パスタなどの小麦製品を多く採る傾向にあるが、現代の小麦は昔のものとは別物である。

問題はグルテンであるが、小麦は生産上の問題からこの50年の間に数百回の交配を繰り返し、

短期間で収穫量が飛躍的に増大すし、病気に強く、殺虫剤の抵抗力もあり、冷害や干ばつなどの耐性の高い今の小麦が出来上がったのだ。

これだけの交配を繰り返したものに人体へのテストは全く行われず、タンパク質であるグルテンの構造が大幅に変化したことだけは分かっている。

日本は小麦を85%輸入しており、それには農薬の数100%濃い濃度のポストハーベストが使用されている。

どうりでパンにはガビが生えないわけだ。

小麦を取らないようにすることで

*肌の乾燥が改善

*むくみが取れる

*寝起きが良くなる

*疲れにくくなる

*腸の調子が良くなる

と言った改善が現れているのだ。

交配を繰り返す以前の古代小麦でスペルト小麦やエンマー小麦という原種があり、現代の小麦に比べて消化が良く栄養が豊富である。

 

 

 

 

 

 

 

生薬ハーブを日常の中で摂る事によって身体の健康バランスを整える


 

 

アーユルヴェーダの食事方法

アーユルヴェーダでは、自然のエネルギーから体が構成されていると考えられていて、そのエネルギーを「ドーシャ」と呼んでいます。「ドーシャ」とは、「不純なもの」「病素」という意味があり、私たちの体に起こる様々な現象や体調の変化に関係しています。アーユルヴェーダでは、この「ドーシャ」がバランスの取れた状態を健康と位置付け、バランスが崩れると健康を損なう状態になると考えられています。私たちの体を構成するドーシャとは、「ヴァータ(風)・ピッタ(火)・カパ(水)」の3つのエネルギーです。この3つのバランスが取れている状態がベストなのですが、それは季節による体調の変化や、心身の状態、個人の性質によって差が出てくるものなのです。

ヴァータ(風)

ヴァータは風のエネルギー、風と空の要素から構成されています。風のように動く性質を持っているので、好奇心が強く活発、新しいことにも対応できる反面、気まぐれで飽きっぽいというような面もあります。神経質で、緊張やストレスに対する耐性も少なく、不安感や恐怖心が強い傾向にあります。体の中でのヴァータの役割は、空気が入る空間を確保し、空気が十分に動き回れるようにする事。空気が多すぎたり動きが足りなくなると代謝が滞りやすく、便秘などになりやすくなります。

ピッタ(火)

ピッタは火のエネルギー、火と水の要素からなり、細胞機能に必要なエネルギーや熱を作り出し、栄養分の消化や代謝を表しています。情熱的でチャレンジ精神も強い一方で完璧主義者になりがちで見栄っぱりなところもあります。そして、特に食べることが大好き。胃腸が強くよく消化し、腸は効率よく働きますが、辛いもの、揚げものを食べ過ぎると、消化不良をおこし、胸やけや軟便、腹痛を伴う排便など、消化、排泄に症状が出ます。また、熱中したり、興奮したり腹を立てやすい傾向にもあるようです。

カパ(水)

カパは水のエネルギー、水と地の要素から構成され、特徴としては物静かで落ち着いていて、忍耐も強い性格。言動も、ゆっくりしていますが一方で、おおざっぱ、鈍感といった面もあります。水の性質上、何事も蓄積する性格があるので、お金を貯めるのが上手という一面もあるそうです。


誰もが体の中に3つの要素を、割合は違えど持っています。アーユルヴェーダでドーシャのバランスが崩れている、というのは大体そのドーシャが多くなってしまっていることを言います。例えば、ヴァータのバランスが崩れている時は、ヴァータが多過ぎてしまっているのです。結果、他のドーシャの比率へ影響を与えて、本来のその人が生まれ持ったドーシャの比率から遠のいてしまって、不調をきたすことになるのです。さて、私たちの体の中に3つのドーシャがあるように、食べ物にもドーシャがあり、それぞれ優位性が違ってきます。食べ物も適切に食べれば、お薬にもなり、滋養にもなります。人それぞれのドーシャにあった食べ物を選ぶという事がとても大事であると、アーユルヴェーダでは考えられています。

オリーブオイルなどの上質なオイルは、乾燥しがちなヴァータ体質の人には向いている食べ物です。野菜を煮込んだポタージュスープにエキストラバージンオイルを垂らす等、積極的に摂るようにしましょう。

ピッタ過剰を抑えるには果物は酸っぱいものを避け、甘いものがいいでしょう。ドライフルーツはピッタの人にオススメです。火を通したものより、生のものを多く食べるように心掛けましょう。

カパの性質を抑えるには、代謝を活性化させて体を温めるようなスパイシーで刺激的な食べ物が向いています。また小麦製品、動物性のものもカッパ体質には合わないので控えた方がいいそうです。