第3章

 

植物の恩恵を得るには

 

 

植物と共存・共栄すること

 

 

もうお分かりであろう、地球の自然環境を支えているのは植物の力である。

植物が光合成を行い、光(太陽エネルギー)と水や土(無機物)から葉や実などの有機物を作り出す事で、

あらゆる動物は食物を得ることができるのだ。

もし、植物が有機物を作り出してくれなくなったら、全ての動物たちは生きていくためのエネルギーを全く得ることができなくなる。

他の生物を食べた動物の死骸や排泄物、枯死した植物などは、土の中に住む小さな生き物たちによって無機物に分解され土に還る。

分解者と呼ばれるこうした小さな生物たちは、環境の中で大きな役割を果たしているのだ。

有機物から無機物、そしてまた有機物へ。このサイクルが自然環境を支えているのである。

地球上の生命は人間のためだけに存在しているのでは決してないのは承知の通りである。

人類も地球の生命体の中の一員であり、豊かな自然、すなわち生物の多様性がなければ生きていくことは不可能である。

土や大気、水を含む地球環境そのものが、生物の多様性無くしては成り立たないからである。

私たちが生活していく上で無くてはならない植物。

植物は大切な友達だということ、お分りいただけただろうか。

 

私たちの祖先は、ずっと昔から植物がもっとも大事な友達であることを知っていたのだろう。

 

その現実的な繋がりのバランスを崩してはならないのだ。

ああしたい、こうしたいと言った生活を求めてしまうと全てのバランスが崩れ、体調を壊すことになるわけである。

それだけではない、地球環境そのものも崩してしまうのだ。

 

今の私たちの生活は、経済の成長によって好きなように築かれてきた。

自然の摂理から外れたものを作り、大量に生産し、販売し、利益を得る、よって幸せになれると言った原理である。

しかしそこには自然の摂理fでは解決できない事が多く存在し、それを推し進めることによって環境を破壊し、我々の身体までも犠牲にしてきたのだ。

その代償は私たちの次の世代またその次の世代が受け継がなければならないことははっきりしている。

現代病と言われるアレルギーやアトピー、喘息などは、自然界の摂理を無視したことによって起こした身体の内部の炎症と言われている。

そして

今は病気になると西洋医学を中心とした治療を行い、薬を投与する。

西洋医学とは局部的に治療を行うが、病原体以外の正常な細胞も弱めるなどの副作用も深刻なものが多いことがわかっている。

病気になったからといって、毎日食事のように沢山の種類の薬を飲んでいる方がいるが、薬は大概が石油から作られていることをご存知だろうか?

薬は一時的に投与するには有効かもしれないが、常用するものではないのだ。

 

近年では西洋医学に限界を感じ、東洋医学を入れ込んだ治療が見直されるようになってきたと聞く。

自然療法

 

医学には西洋医学と東洋医学とがある。

西洋医学は西洋で発展してきた現代医学のことで、直接的な病気の治癒をする方法が中心である。

東洋医学は東洋で発展してきた伝統医学のこと。

古医籍に基づく薬物療法『漢方医学』と鍼や灸を使った物理療法『鍼灸医学』のことである。

現代は西洋医学が中心となっているが、近年限界を感じるようになっていて、

西洋医学の中に東洋医学的な考えを取り入れる『総合医療』に注目が集まりつつあるようである。

 

私たちの身体には、本来自然に基に戻そうとする力が備わっている。症状とは病気ではなく治そうとする身体の自然の働きなのだ。

薬で止めようとするよりも自身の自然治癒能力を高めることで、病気の回復や予防、健康維持、増進に役立つのだ。

そこには植物たちの持つ力が大きく関わってくるのである。

 

 

その1 アーユルヴェーダ

アーユルヴェーダは、インド大陸の伝統的医学で、ユナニ医学、中国医学と共に世界三大伝統医学の一つである。

サンスクリット語でアーユス(Ayus/命)とヴェーダ(Veda/科学)を組み合わせた生命科学という意味で5千年の歴史を持つ。

トリ・ドーシャと呼ばれる3つの要素のバランスが崩れると病気になると考えられていて、これがアーユルヴェーダの根本理論となる。

アーユルヴェーダで生活に取り入れやすい健康法としては、

植物が持つ自然エネルギーを生かして人間が持つ自然治癒力を最大限に引き出すという方法である。

色々なストレスからなるトラブルを身体の中から改善し心と身体のバランスを整えることなのである。

 

その2 漢方

漢方とは日本に伝来した古代中国医学が独自に発展してできた医学体系のこと。

西洋医学を『蘭方』と呼び、それに対して『漢方』と名付けた日本独自の健康哲学で、自然のものを活用して自然治癒力を高めようとする考えである。

漢方の基本は、人間の身体も自然の一部であるという考え方。

病気ではなく病人を見るという考え方で

身体の一部分だけにスポットを当てるのではなく、身体全体の状態のバランスを総合的に見直すといった特徴がある。

昔から薬草と言われる薬用植物がある。ハーブもその中の一つである。

植物は薬草に限らず色々な成分を必ず持っているのだ。

植物は動物たちと違って一度その場に根を下ろしたら一生移動ができない。

雨が降っても風が吹いても日照りになっても、動物や昆虫に食べられてもである。

その為に外的ストレスから身を守るための毒素や色素などを持っているわけだ。

それらは私たちに取っても有効であったり毒であったりするものが多々含まれているのである。

その成分の有効性を良く考えて日々の暮らし、衣・食・住の中に取り入れることで自然療法的な生活を送ることができるのではないか。

 

 

 

恩恵 その1

Herbal Medicine Herbs  [Adaptogen]

薬用ハーブは、私たちの免疫力を高め疲れた身体を癒してくれる特殊な力を持っているのだ

 

Adaptogen

 

Adaptogen (アダプトゲン)を 知っているだろうか?

それは、生薬ハーブの持つストレスやトラウマなどへの抵抗力を高める力

身体全体を健康に保ち、免疫力を強化し、精神的に安定させる生理的万能成分の事なのである

これはこれからの新しい暮らしに無くてはならない植物の恩恵だと考える。

 

『予防は治療に勝る』

という諺が昔からある

病気になってから治療するよりも、病気にならないように日々の生活習慣に気をつける事が大切だという事。

何か問題が起こってからその処理に慌てるよりも、問題が起こらないようにする事が大切だという事

まさにAdaptogensのことをいっているのだ

 

Sustainable Medicine for Life

生命維持の為の万能薬

 

Adaptogen

 

アダプトゲンとは、漢方やアーユルヴェーダなどの伝統医学や、ハーブなど薬草を使う自然療法での用語で、

『adapt』とは適応させる、適応する という意味、『gen』は生じるもの、生じたもの という意味。

アダプトゲンは適応促進剤とか環境順応源という意味合いで身体の適応能力を高める物質の事。

ストレス(肉体疲労、化学反応、環境変化、感情や精神的トラウマ)への抵抗力を高めるのである。

ストレスが要因となる病気には、アレルギー、動脈性高血圧、関節炎、気管支喘息、癌、

慢性疲労症候群、大腸炎、心筋梗塞、糖尿病、消化器潰瘍や冠動脈心疾患などがある。

ストレスにも色々な種類があり、悲しみや不安(精神的ストレス)、汚染や毒素(環境ストレス)、

圧力や張力(精神的ストレス)、貧しい食生活や疲労(肉体的ストレス)があり、症状は人それぞれ異なる。

これらのストレスへの抵抗力を高めて身体の生理状態を改善させる植物のことを

アダプトゲン(強壮剤、抗ストレス剤)と呼ぶのだ。

 

体内には外から侵入するウィルスなどから身体を守る活性酸素という物質がありますが、

日々のストレスや生活の中のさまざまな刺激で発生してしまい、それが過剰に発生すると正常な細胞まで攻撃してしまう。

 動脈硬化や高血圧、糖尿病などさまざまな疾患の原因になっているのだ。

アダプトゲンはこれらの活性酸素を除去する「抗酸化作用」が高いため、健康を保つ為には欠かせないのだ。

 

 

この成分を持つ生薬(ハーブ)、数千年も前から自然療法に取り入れられており、近年は化学でその有効

 

性が証明され、西洋医学で治療に取り入れられるようになってきている。

 

1947年にニコライ・ラーザレフ博士が「身体に悪影響を与える物理的・科学的・生物学的な刺激を、抵

 

抗力を高めることによって撃退するもの」と定義しました。

 

現在では以下の3つの条件となります。

 

 通常の使用に関しては無害である

 

 化学的・生物学的なストレスへの抵抗力を高める

 

 身体の生理機能を正常化する作用がある

Adaptogenを含む代表的な生薬ハーブを紹介する

 

不老不死の生薬

ホーリーバジルとは、日本ではカミメボウキと呼ばれていて、インドのアーユルヴェーダでは「不老不死の薬」とされてきた神秘的な植物なのである。

様々な効能や癒し効果がある為、万能の薬草として古くから親しまれている。

ヒンドゥー教では、女神クラシュミーの化身とされ、聖なる植物として崇められており、死神を寄せ付けない植物として家を守る効果があるとされることから、今でもヒンドゥー教の寺院の回りにはたくさんのホーリーバジルが植えられている。

また、財運の良い縁起の植物として、メキシコではポケットに入れて持ち歩くこともあるそうだ。他にも味にクセがないこと、葉っぱの効果効能から、ガパオなどのタイ料理や、ハーブティーとしても利用される事で知られている。

私たちの身体は一日に500L以上の酸素を取り入れていると言われ、その酸素でエネルギーを作り出しているのだが、その過程で約2%が活性酸素に帰る。もともと活性酸素は体内に侵入したウィルスや細菌を退治するという役割があるのだが、必要以上に増えてしまうと健康な細胞まで酸化してしまい老化の引き金になるのである。酸化することと老化することは同じことと言っても良い。活性酸素は老化の元凶とみなされ、活性酸素から身を守ることの重要性が指摘されているのだ。ホーリーバジルは活性酸素の働きを抑制する「抗酸化有効成分」を多く含み、老化の防止に役立ち、アンチエイジングや様々な生活習慣病の予防に効果があるとされている。

また、身体の免疫機能を高め、様々な栄養の消化、吸収を助ける作用もある為、スタミナをつけたり体質改善にも効果が見込めます。現代人の疲れた身体や、ストレスなどで弱っている身体に優しく寄り添い、生活習慣の悪因から守ってくれるのだ。女性では、生理前の不調や精神不安定などと言ったPMSの症状にも効果がある。そしてこのホーリーバジルで最も注目すべきは 「アダプトゲン」という成分です。

抗酸化成分がストレスホルモンを抑制し,   若返りホルモンを活性化させると言われていて、免疫機能と新陳代謝を高め、身体の不調を和らげ、根本的な体質の改善へと導く。ホーリーバジルにはその効果が高く、副作用もない為健康増進や不調などの治療にも使われる万能なハーブの一つとして重宝されているのである。

また、強力な抗菌効果があり、黄色ブドウ球菌や大腸菌などの繁殖を防ぐ。

ホーリーバジルは、心と身体のバランスを整えるお手伝いをしてくれるのだ。イライラすると言った気分の不快さも、ホーリーバジルを採ることによってリラックスし、気持ちにも余裕が生まれる。鼻を抜ける爽快な香りはリラクゼーション効果も非常に高く、鬱の改善やストレス解消にも有効で、緊張を解き、本来の心身の状態に戻る手助けをしてくれる。また、リフレッシュしたい時などにも効果があり、集中力を高めたい場合にも効果的である。

そして、ホーリーバジルを始め生薬ハーブ全体に言えることは、身体を温める効果があるということ、冷え性の方には非常に効果的かと思われる。

また、心身および中枢神経の強壮作用があり、身体の免疫力を高め、鎮静作用によって腹痛や吐き気、胃痙攣を抑える効果があるとされている。当然ウイルスに対する抵抗力も秘めていて、未知の病、新型コロナウィルスに対する予防に効果的である。

ホーリーバジルは基本的に副作用は認められていない。いくら身体に取り込んでも害は無いが、子宮を収縮させる作用がある為、生理を起こしたり、陣痛を促進する作用があるとされていて、妊娠中は控えていただく必要がある。

Balanceで使用しているものは、ダライ・ラマより譲り受けた種が元となって千葉鴨川で栽培されたもなのである。


百薬の長 百歳山参

「不老草」と言われている朝鮮人参は、栄養を非常に多く必要とする作物なので「土」の精気を受けたという意味である「土精」「玉精」などの別称を始め、育つ環境や加工法などにより様々な呼び名がついる。

朝鮮(高麗)人参は育つ環境から山の奥で育つ「山参サンサム」と畑で人工栽培する「人参」の二つに分けられる。韓国では通常「人蔘インサム」というと人工栽培の人参を指す。「山参」は山の中で自然生息する「天種参」と人参の種を山の中に移植して成長させた「山養参」に分類される。

「天種参」は非常に珍しくて成長が遅いので、数百年育った物でさえ小指ほどしか伸びていないようだ。「山養参」も50年ほど育てないと小指ほどの太さにならないようである。

何れにしてもどちらも高価なものには違いはない。

オタネニンジン(御種人参)

強壮薬の代表とされるもので精神的にも肉体的にも活力を増強して不老長寿、強精などを目的として利用されてきているが、体内の新陳代謝機能の増進や内分泌の促進、精神安定作用、中枢興奮作用などの幅の広い薬効が知られている。

特に副腎皮質ホルモンの分泌を促進する作用は、ホルモン欠乏症に外部からホルモンを与えるものと違って、身体自身がホルモンを作る作用を助ける間接的な作用なだけに、薬としての最も理想的なものであると言える。中国の秘薬の一つに「田七人蔘」「三七人蔘」がある。

朝鮮人参と同じウコギ科で地上部はよくにているが、根は塊根となっている。

朝鮮人参が寒い地方の産であるのに対して、田七人参は暖かい地方の産であり、中国の雲南省に産するが現在は広西省などでも広く栽培されている。田七人参は止血剤として紅葉が著明であり、外出血、内出血に使用されるもので朝鮮人参の強壮薬との応用とは多少異なっている。塊根をそのまま乾燥させたものを生田七と呼び、蒸して乾燥したものを熟田七と呼ぶ。生田七は止血剤として用い、熟田七は補血や栄養剤として用いる。鶏肉、牛肉などと一緒に煮た田七鍋は強壮栄養剤として病後の回復に、また、強い打撲などの炎症治療には大きな効き目がある。

高麗人参に多く含まれるサポニンは、健康成分として知られ、美と健康の維持やその含まれる良質な栄養素を体の隅々まで届ける役割を果たしている。その結果、身体と美容のコンディションを保ち、ハリのある生活をサポートしてくれるのだ。

高麗人参は栄養価が高く、40種類近くのサポニンを含んでいるのが特徴だ。産地や生育状況によって含まれる成分やその量にも差があり、6年間手塩にかけて育てられた「6年根」はサポニンが最大量になると言われている。また、マグネシウムや鉄分、ミネラルなど、人にとってなくてはならない成分もしっかり含んでいるので、それぞれの作用により、高麗人参の素晴らしいパワーを生み出しているのだ。

漢方では、心身の機能をコントロールしている「気」が不足すると、「元気がない」(病気になりやすい状態)になると考えられている。高麗人参は、その「気」を取り戻す力があるといわれているのだ。高麗人参の持つ魅力は、まさに「健康力」といえるだろう。

 

 

 

Adaptogenを持つ生薬ハーブ達


アシュワガンダ(Ashwagandha)

伝統的アーユルヴェーダ療法において、不老長寿の薬として用いられ、若さを保ち長寿をもたらすだけではなく記憶力や思考能力、身体持久力や免疫機能を高める効果があるとされている。さらにストレスや不眠症にも有効で、スタミナとバイタリティーを増加する効能があると言われている。また病気の回復を早め、死亡率を下げるということも認められている。

 

パウダルコ/タヒボ(Paud' Arco)

南米、熱帯雨林地帯原産、タベブイア属の大木。インカ帝国の時代にはすでに薬効が知られていたようだ。

インドの指導者ガンジーも、紫イペ樹皮を30年間愛用し、健康の悩みを自ら解消し体内の環境を良好にした。

血糖値が1ヶ月で正常化したという口コミもある。

 

 

甘茶蔓/アマチャズル

(Gynostemma pentaphyllum)

ストレスなどで弱った(HPA-axis,視床下部-下垂体 -副腎皮質系)を正常に戻したり、強い抗酸化物質で体内の抗酸化物質も増加させることが期待でき、強力なアダプトゲンや強壮作用、アンチエイジング、正常コレステロールレベル、免疫調整、健全な新陳代謝の維持などが考えられる。

 

生姜/ジンジャー

(Zingiber officinale)

ジンジャーには身体を温める性質があり、エネルギーが増すと考えられている。血行促進に優れ、代謝を高める。消化促進や胃のむかつきを抑える効果があり、乗り物酔い、つわり、吐き気に効く。また、関節炎など炎症性疾患の緩和にも効果的である。

パウダーを持ち歩くと金運が上がるとも言われていた。

 

甘草/カンゾウ(Glycyrrhiza)

別名リコリスと呼ばれるハーブで、肝障害や癌予防も期待される万能生薬。

主な有効成分は解毒作用のあるグリチルリチンで、食中毒、フグ毒、蛇毒だけでなく、細菌性の毒に対しても発揮される。

なお、このグリチルリチンはカンゾウの根に含まれ、胃腸の消化吸収を高めたり、止血、肝機能向上にも効果がある。

ノニ/モリンダ・シトリフォリア

(Morinda citrifolia/Noni)

ノニの木から取れるエキスは様々な健康状態の改善に効果があることが明らかにされている。

免疫において病気を撃退するのに重要なT細胞の生産の促進や、身体にとって異物であるものを消化するマクロファージやリンパ球の働きも強化する。また傷ついた細胞を正常化する。

 

チャーガ/カバノアナタケ

(Chaga mushroom/Lnonotus obliquus)

白樺などの幹に寄生するキノコで、ロシアでは古くからお茶として飲まれている。

生体の免疫力を高め、癌細胞の成長を防止する他、肝炎など特に抗ウィルス作用がある。日頃から体内に取り入れることで、免疫力をアップさせ、病気にならない身体作りに役立つ。

 

マカ/Maca

(Lepidium meyenii)

アンデスの女王」とも呼ばれるペルー原産のハーブ標高4000mものアンデスの高原の厳しい自然環境の中で自生しているハーブであり、ビタミンやミネラルが凝縮され、様々な生理活性物質も含まれている。伝統医学においては基礎体力の維持、疲労回復、滋養強壮、自己治癒力の向上などが挙げられている。

 紫馬連菊/エキナセア(Echinacea purpurea
 多年草のハーブ、人間の免疫力を上げるとされ、根を大切にする。
アレルギー対応に力があり、皮膚をきれいにすることも知られていてアメリカでは、腫れものにこの根をすりつぶし塗ったりする。花は癒されるピンク色で、癖が無いので、他の植物と併用されることもあ理、安全染料として使われる。

 

岩弁慶/ロディオラ・ロゼラ(Rhodiola)

運動能力を向上させたり、鬱を軽減したりする効果があると言われている。

それは肉体的、精神的パフォーマンスを向上させ、疲労を減らし、高山病を改善することが示されている。

また、ファイトケミカルをはじめとした抗酸化物質を含むこと。活性酸素を除去し、身体の免疫力を自然に高める力がある。

 

エゾウコギ/エレウテロ/シベリア人参

(Eleuthero/Eleuthero coccus senticosus)

摂取するとβ-エンドルフィンの分泌が促され、運動による疲労やストレスが早期に軽減される。これにより身体の回復力が高まり、持久力や集中力をたもつこと、滋養強壮効果が得られる。疲れにくい強い身体になることによって、風邪や食欲不振などになりにくく、アレルギー体質も改善する効果がある。

 

真昆布/マコンブ

(Laminaria japonica)

昆布類の代表的な品種で、栽培もされ食される。

理想の健康食品とも言われミネラルを豊富に含有し、人間に害する成分を含まない貴重な植物で、人間の血液の成分に近い海水の中で育ち、色素フコキサンチンは人間の体内の脂肪を抑制する。


HOMEOSTASIS   恒常性とは、生命を維持する現象

ホメオスタシスは恒常性とも言われ、神経系(自律神経)と内分泌系(  ホルモン),免疫系(サイトカイン)の相互作用で維持される。

生まれながらに身体に備わるもので、環境の変化に対して自分の体内環境を「ある一定の範囲に保とうとする」現象のこと。


 

 

恩恵 その2

Forest  [Phytoncide]

樹木が発散する化学物質には、健康で癒しや安らぎを与える効果がある

Phytoncide

フィトンチッドという名前は、ロシア語でフィトン=植物、チッド=他の生物を殺す能力を有する という意味を持つ。1930年頃、ロシアの科学者B.P.キートン博士がこの植物が持つ不思議な力を発見し名付けたものである。

植物から出る揮発成分は殺菌作用があるという意味になるのだ。

フィトンチッドは、自由に動き回ることのできない植物が、害虫などの外敵から攻撃や刺激を受けたり、傷ついた時でも病原菌に感染しない様に傷口を殺菌したり、害虫を寄せ付けない為にフィトンチッドを作り出し、発散することによって自らの身を守るのだ。

フィトンチッドも植物が身につけた生きるための能力の一つ。樹木にとっては自分の身を守るためのバリアの様なもので、まさに生命の神秘と言えるのだ。誰の力も借りることなく、樹木が何百年、何千年と生き続ける生命の源だと考えられている。フィトンチッドは、薬品では無く病気を治すものではないのだが、普段からフィトンチッドを活かした生活をすることによって、ストレスやアレルギーを緩和したり、免疫力を高めたりすることが可能なだ。

消臭効果

森林内には悪臭の原因となる動物

の死骸や腐敗した植物などがたくさ

んあるにも関わらず爽やかな空気

が広がっている。これはフィトンチッドの持つ消臭効果が発揮されているからなのだ。

消臭作用は「分解中和消臭」という

作用で悪臭成分に付着し無害化、

全く別の成分に変えてしまうのである。

抗菌効果

植物が自らの身を様々な菌から守

るために排出しているのがフィトン

チッド。この抗菌作用は、病原菌で

ある大腸菌や黄色ブドウ球菌など

に強く作用し、その反面非病原菌

への作用は緩やかであり、必要な

ものは殺さない様に出来ている。

樹木にとって有害なものを選別し

て作用するために発達した自然の

力なのだ。

リラックス効果

森林浴を行うことで、人体にリラックス効果があると証明されている。このリラックス効果の元となる物質がフィトンチッドであると言われている。

医療先進国であるドイツでは、森林

浴が医療行為として認められているのだ。

 

抗酸化作用

抗酸化能力とは「酸化を防ぐ力」である。「鉄が錆びる」 「物が腐る」は酸化によるもの。人体の老化現象も酸化によって起こると言われており、美容業界でも抗酸化作用は注目されているのだ。

寿司屋で「椹(さわら)」の葉が使われたり、切り身を包むのに杉や檜の薄い木の皮(経木)で包むのは鮮度を保つためで、抗酸化力を活かした先人の知恵なのだ。

 



 

 

恩恵 その3

Compounds contained in plants [Phytochemical]

植物中に存在する化合物で、紫外線や昆虫などから自分を守るための色や香りで、健康維持に重要な成分である

Phytochemical

野菜や果実、穀物等の植物に含まれる非栄養性の生理活性物 質と定義されるもの、それを Phytochemical (ファイトケミカル)と言う。

Phytochemicalとは植物を意味するギリシャ語に由来する言葉な のである。

摂取した際の健康への有益性や薬効と結びつけて使用 され、抗酸化活性、抗炎症作用、アポトーシス誘導作用を持ち、癌の化学予防剤としての機能を期待されているのである。

ファイト ケミカルは、その構造に基づき  カルテノイド、フェノール、アルカ ロイド、窒素含有化合物、および有機硫黄化合物に分類され、これまでに5、000種類以上のファイトケミカルが同定されていると 推定されいる。

植物が紫外線や虫などから身を守るために作り出した、色素や香り、辛味、ネバネバなどの成分のこと。イメージ的にはそういった外部の刺激に対抗する意味の”fight”とできそうだが違いことである。

野菜を食べたり衣服に染着することで、植物のこのような防御作用の恩恵を身体に受ける事がである。

 

ファイトケミカルには大きく分類して以下のような種類のものがあります。

①ポリフェノール
②カロテノイド
③含硫化合物

以下にそれぞれの作用について触れてみたいと思う。

 

ポリフェノール、カロテノイドの主な作用は抗酸化作用である。

酸素は反応性が強く、結びついた物質を酸化(さび)させる。人間をはじめ、動物はこのような酸素の強い力を、細胞が逆に利用して体内のエネルギーをつくっているのである。

酸素はいわば原子力のようなものある。大きなエネルギーを生み出す一方、害になるという側面も持っている。

そして細胞が酸素をエネルギーに変える過程で、活性酸素というものをつくり、これが体を傷つける原因となるのだ。

活性酸素が血管に作用すると動脈硬化を起こしたり、DNAを傷つけると癌や老化の原因になるのだ。

ポリフェノール、カロテノイドはこの活性酸素に結びついて、活性酸素を消滅させるのである。

 

ポリフェノールは水に溶けて吸収される。

代表的なものとして、お茶のカテキン、ブルーベリーのアントシアニン、ウコンのクルクミン、赤ワインのミリセチンなどがよく知られている。

 

一方、カロテノイドは脂溶性で、油にとけて吸収される。

緑黄色野菜に含まれることが多く、トマトのリコピン、かぼちゃのβカロテンなどが有名である。

 

含硫化合物は、大根やワサビなどの辛み成分で、肝臓や消化管での解毒作用や殺菌作用があるといわれている。また癌の予防作用もあるとする研究結果もあるのだ。

 

ファイトケミカル Phytochemical

ポリフェノール Polyphenol

カロテノイド Carotenoid


アントシアニン Anthocyanin

カテキン Chtechin

リコピン Lycopene

ルテイン Lutein



恩恵 その4

Technology

私たちにはテクノロジー(技術)という素晴らしい知能がある。

本来テクノロジー(技術)は欲望を満たすためのものではなく、

自分たちや一緒に暮らす人々、それを取り巻く自然環境に対して使われなければならない。

私たち人類の未来のために、子孫のために有効に使われるべきものである。

 

心を豊かに持てる安心で安全な暮らしを送る為には、

テクノロジーによって自然環境と調和し、共存・共栄できるようになる、と言っても過言ではない。

暮らしの基礎とは「自然体」であるという事。それをテクノロジーが補うのである。

このような流れが理想的な組み合わせなのです。

そうすることによって、多くの人々が心を豊かに持ちながら、健康で発展的な暮らしを築き上げていく事ができると考えます。

そして、その暮らしの中では、今まで消費商品と言われてきたものは大きく変わっていくこととなる。

大量生産・大量廃棄による経済発展は成り立たなくなり、それらを利用した投資ビジネスもなくなると思われる。

生産・販売する側の都合と利益追求型のビジネスではなく、個人個人の健康と自然の摂理に準ずることが第一の目的なのである。

 

原料から製造過程を通して安心・安全であり、その使用から廃棄に至るまでも安心・安全であることをテクノロジーが補う。

そして「廃棄という概念」を無くし全ての物が自然の摂理に即したものである、という事を願うばかりである。

我々が生み出し使ったものは、また次に生まれてくるものの力となることで、

初めて地球環境に順応でき、この地球で ”物”  を作る事が許される事になるのである。

 


 

私達の身体は恒常性(ホメオスタシス)と言う元々身体に備わった生理機能で守られていることはもうご存知であろう。

しかし、多くのストレスを抱えた現代社会では、恒常性の力だけでは身体を守りきれないようである。

恒常性が弱まると疲れたり、鬱になったり、最後には病気になって身体を壊してしまう。

外的ストレスを全て無くせば良いのだろうが、中々そうもいかないのが今の社会である。

多くのストレスの中で健康な身体を作っていくには、全て自分自身の考えと行動にななっている。

私達の暮らしを自然の摂理の中で守ってくれるのはやはり自然の力、特に植物達の力は大きいのである。

我々は日常の過ごし方の中に植物が共存し、彼らから恩恵を受ける事が一番重要だと考えている。

自然の植物達は私達のまだ知らない可能性を沢山秘めている。

テクノロジーだけでは解決出来ない事を植物の持つ可能性は解決してくれるかもしれないのだ。

そう思い、これからの100年に向けての当たり前な暮らしを作るのだ。

植物たちとの共存・共栄、これはエコロジーの基本である。

テクノロジーばかりに頼り欲求ばかりを求めることは、自然を破壊する事に繋がるという事はもう十分お分かりであろう。

人間の作り出したテクノロジーには我々にとっては素晴らしいものばかりであろう。

しかしそれらは自然と共存する中ではバランスの取れる物でなければならないのだ。

元々私達人間も自然の中に誕生し、自然の中で生活してきた生き物であり、自然の摂理の中に存在するのである。

より進化し発展していくためには自然と共にテクノロジーの活用をしていく事が大事なのである。

 

自分の欲だけを満たすことばかりを考えてはいけないと言う事なのだ。